※獣医師のコメントはあくまでアドバイスであり、確定的な診断ではありません。確定的な診断が必要な場合は、最寄りの動物病院にご相談ください。※個人を特定しうる情報は記入しないでください。
獣医師からの返信
2016/8/1 9:00
- 緊急度
【低】 自宅ケアをしながら様子を見てください
- 疑われる病気
緑色の目やには、以下のような様々な原因が考えられます。
1. 細菌性結膜炎
2. 細菌性角膜炎
3. ウイルス性角膜炎
4. ウイルス性結膜炎
5. アレルギー性角結膜炎
6. 角膜外傷(穿孔)
7. 乾性角結膜炎
これらの疾患の症状としては、急に眼が充血する、眼が痛くなる、眼が開けにくくなる、痒みや異物感が出るなど様々です。
症状が共通していたり似ていたりするため、肉眼的な所見からこれらの原因を鑑別することは困難ですが、動画を拝見した限りでは、眼が開けられないような症状が認められていないようですので緊急性は低いと考えられます。- 応急処置(飼い主が家でできること)
眼の洗浄用の点眼剤などをお持ちであれば眼球を洗浄していただき、まめきちちゃんが眼を掻いたりこすったりしないようにエリザベスカラーの装着をしていただいた方がいいと思います。
- 症状に合った専門科
眼科
- その他の留意点
病院では下記のような簡単な検査で原因を鑑別し、治療法を行います。
・フルオレセイン検査(眼の表面を特殊な染色液で染めることによって傷があるかどうかを調べる検査)
・シルマー検査(1分間に出る涙の量を計ってドライアイになっているかどうかを調べる検査)
・眼底検査(眼の中の神経や血管を見る検査)
・眼圧検査(眼の圧力を調べる検査)
・角膜スワブ検査(眼の表面の細菌やウイルスの感染を調べる検査)
細菌性の場合は抗生物質の点眼や場合によっては内服をします。細菌の種類に合わせて効果のある抗生物質を選択します。
ウイルス性の場合は、ウイルスを直接除去する薬がないので細菌による二次感染を防ぐために抗生物質を投与します。
アレルギー性の場合は、ステロイドの点眼や内服を使いますが、副作用には注意が必要です。
眼の表面に傷ができてしまっている場合はその傷の深さによって、点眼薬で治療する場合と外科手術が必要な場合があります。
乾性角結膜炎では、不足している涙の量を人工涙液の点眼薬で補ったり、眼の表面を保護する点眼薬を使用することがあります。
以上のような一般的な検査や治療は、通常一般の動物病院でも行うことができます。症状が続いたり悪化したりする場合は眼科専門医による精査をお勧めします。
2016/8/1 9:28
擦れても皮膚を傷つけない柔らかめの素材、ごはんを食べたりどこかに引っ掛けてしまわないようなサイズ、透明で視界を遮らないという点に気をつけて作成してみてください。
2016/8/1 9:35
ありがとうございます!
とても参考になりました2016/8/1 9:47
また気になることがあればご連絡ください。
お大事にしてくださいね。2016/8/1 9:51
エリザベスカラーを手作りしようと思うのですが、何か注意点はありますか?